セレン光電池、光に合わせて起電力を起こし、
その強弱をメーターを介して表示、もしくはEE回路の源となる部品です。
測光精度を高める為に測光システム自体の進化には利用されなくなった素材です。
そのセレンを搭載したEEシステムカメラは多数存在し、現存します。
しかし、経年変化等により
本来の起電力を持てなくなったセレンは交換するしかシステム復活の方法は無いのに、
残念ながらセレン光電池自体の販売をしている所がありません。
こうなると「部品取り」と称して同系同型のカメラからセレンのみを抜き取ることしか
基本的な露出計の延命措置は無いということです。
落下等による完全なジャンクを除き、
部品を抜き取る作業は私の本意ではありませんが、
ことセレンに関してはある程度仕方がないことも事実です。
このような事情で、セレンを交換部品として供給させて頂く場合は、
飲食店で見かける「時価」的な部品価格になる場合が多々出てまいりました。
大変恐縮ですが以上のような状況を鑑みご理解いただきますようお願い致します。