『メーカーさんから”修理不能”って返却されました。もう直らないんでしょうか?』
この質問は以外に多いです。
答えは、
出来るだけ簡単に、一言で、
直りますよ^^
ってお答えします。まずは安心して頂きたいので。
メーカーの「修理不能」という言葉には部品の保有期限が大きくかかわるようです。
恐らくメーカーのいう修理とは「完璧」だと思います。
つまりは産んだ状態、全ての機能に問題が無い状態。
ですからメーカーから修理不能で返却されたということは、
『全ての機能が完璧に動作する新品時には出来かねます』という事だと思います。
古いカメラの修理を断るのは、なにも怠慢でも儲からないからでもありません。
産んだトコロという立場や機種のポジションや諸々へ配慮等々・・・諸般の事情という事でしょうね。
こまかな説明は個々には出来ないし大儀もありますので便宜上使われるのが、
「修理不能」という言葉だと思われます。
なんで「思われます」なのかというと、殆どの場合は直せるからです。
ピンポールカメラってご存知ですか?
ご存知ですよね^^
学校で習ってますよね、針穴写真です。
あれって、内側を黒く塗った箱にフィルムをセットして針の先で穴を開けただけでしょ。
写真の原点ですね。フィルムカメラの原点。
考えてみましょう。
近頃のカメラはとっても便利で機能てんこ盛り!
例えば貴方のカメラに10の機能がついているとしましょう!
撮影の時使うのはそのうちの幾つの機能ですか?
全部完全に作動しなければ写真は撮れませんか?
違いますよね。
さっきも書いたようにピンホールカメラでさえバッチリ写真は撮れます!
でもまあ、一枚じゃもったいないからって巻上機構を搭載しましょうか。
いろんな場所で撮りたいから明暗を考慮して絞りやシャッタースピードにも種類を持たせましょう。
レンズさえあればもう、これで殆どの写真は撮れるんです。
ね、
たったこれだけ!
シャッター、
絞り、
巻上
乱暴に言えばこれで充分です。
よ〜く考えると、その他は便利機能です。
どこまで直すか、直せるかは、機種、個体差や使われ方などで多少変わってはきます。
記念のオブジェより、少しくらい不便でも使えるカメラの方が絶対いいですよね。
『不便は作法』そう思えばなんとなく、マニアックでいいんじゃないでしょうか^^
「修理不能」とは・・・